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(妄想小説)僕たち少年探偵団(第2部) 第4話 [妄想小説]

 家に帰って晩ご飯を食べてる時に、テレビのニュースで、「2人の小学生のお手柄、麻薬密輸入の罪で暴力団員を逮捕」との見出しで、ニュースが流れた。
「へえっ、太一郎と同じぐらいの年齢みたいだね・・・。暴力団絡みの密輸入事件解決だって、すごいね・・・」
 よっぽど自分のことだとお父さん、お母さんに言おうかと思ったけど、怒られそうで黙って黙々とご飯を食べた。するとその時、警察署から電話が掛かってきた。最初のうち、はいはいと話を聞いていたお母さんは、途中でおどろいて目を見開くとそのまま倒れた。すぐにお父さんに代わって、しばらく話し込んでいたが、結局明日お父さんとお母さんと一緒に記者会見に行くことになった。
 その後、やっぱりお父さんとお母さんに、こっぴどく怒られた。やっぱ、黙っとけば良かったと思った。その後、こうちゃんの家からも電話があり、最後にこうちゃんに代わってもらって話を聞くと、こうちゃんもお父さんとお母さんに怒られたらしい。

 3日程して、熊田先生と近藤のお兄ちゃんが、退院した。そして雷のおじさんは、約1週間程して、ようやく退院し、退院した夜、だいちゃんの家をケーキを持って訪ねてきた。雷のおじさんは、まだあちこちに包帯や、絆創膏を貼っていたが、元気そうだった。取り敢えず、お父さんとお母さんに今回の件で、だいちゃんを巻き込んでしまったお詫びを言い、そしてだいちゃんに助けてもらったことのお礼を言った。
「それと私事ですが、今回の件で組長のオヤジが引退し、組を畳むことになりました。取り敢えず自分は、しばらくの間はオヤジの不動産業を引き継ぐつもりですが、将来は調理師の資格を取って、昔からの夢だった小料理屋を開きたいと思ってます。その時は、ぜひご馳走しますから、覗いてやってください!ただ、ちょっと残念なのは、お世話になった熊田先生と近藤さん、それに須藤警部補にもお礼を言いたいんですが、如何せんどちらにお住まいかも判らずじまいで・・・」
「あっ、それなら大丈夫だよ!明日、僕がおじさんを熊田先生と近藤のお兄ちゃんが住んでるアパート連れてくよ!須藤警部補さんは、次の土曜がお休みだから、土曜の夕方で良かったら、お家に案内できるよ!」
「だいちゃん、すごいね・・・そこまで知ってるんだ!」
「だって、僕たち少年探偵団だよ!任せて!」
 翌日、熊田先生と近藤のお兄ちゃんの家を訪ねると、一瞬、驚いた2人だったが、元也のお礼の言葉と、お礼の品に、逆に何もできずにすみませんと恐縮する2人だった。

 土曜日の夕方、だいちゃんとこうちゃんは、雷のおじさんを案内して須藤警部補の家を訪ねた。突然のことに須藤警部補も大層驚きながらも、部屋に入れ、ジュースを出してくれた。
「いや!いや!本当にお気持ちだけで十分です。これが仕事ですから・・・。職業柄、それ以上のものを頂戴する訳には・・・」
「じゃあ、おじさん、須藤警部補のお尻の穴を弄ってあげて、んで出来たらで良いんだけど、おじさんのオチンチンをお尻に入れて上げると、すごく喜ぶと思うよ!」
「げっ、おい!おい・・・もお頼むよお・・・」
「そう言えば、倉庫に助けに来た時も、おじさんのオチンチンばっかり見てたもんね・・・。あの大変な時に・・・」
「だって、お尻が気持ち良いとか、大きなチンチン入れて欲しいとかって言ってたじゃん。証拠あるよ!」
「えええええええっ?証拠って、ビデオの奴なら、警察に・・・」
「熊田先生と近藤のお兄ちゃんが捕まる瞬間の動画は、原本だけど、警部補さんの奴は、ちゃんと原本、別に取ってあるもん・・・。探偵の常識ですよ!お巡りさんだって、自分の写ってるとこ消した奴を証拠として出したんじゃないの?」
「ぶぁはははははははっ!須藤さんも、この子達に掛かると、からっきしだな・・・。そんなに俺のチンポ気になります?良かったら、お礼の意味も込めて今度一回やりますか?俺も、そっちに興味無い訳じゃないっすから・・・(笑)」
 須藤警部補は、真っ赤な顔しながら素直に頷いた。

「はあっ・・・」
「はあっ、ふーっ・・・」
 だいちゃんとこうちゃんは一緒に大きなため息をついた。
「やっぱ、失敗だったね・・・」
「まさか、こうなるとはね・・・」
 2人のため息の原因は、あの事件のことだった。当日に夜のテレビのローカルニュースで流れ、そして翌朝の朝刊と、その日の夕刊で、2人のことが紹介された。もちろん、写真やビデオは、すべて後ろ姿や、モザイク処理されていたが、もうすっかりバレてて、知らない人はいなかった。最初の頃こそ、「これからもパトロール頑張ってね」って見ず知らずのおばさんに言われたりとか、「僕たちのヒーローだ!」とクラスで騒がれて、ちょっと嬉しかったが、その後、町のどこに行っても、皆が声を掛けてくれるようになると、以前みたいに内緒でこっそり覗くことが出来なくなった。もし覗いてたりすると、近所の人が、「あらっ、事件なの?そこの家の人に教えてあげなきゃ!」と要らないことまで心配してくれるようになったからだ・・・。
 お陰で、町の情報が全く入らなくなってきた。
「もう、すっかり判らない事だらけだよ・・・。須藤警部補さん、警察辞めて、雷のおじさんと一緒にお店するんだって・・・」
「えええええええっ?そうなの?なんだかなあ・・・。ここまで情報が集まらなくなると、このままじゃ探偵続けることできないね・・・」
「そろそろ、潮時ってことなのかなあ・・・。じゃあ、探偵団解散しようか?」
「仕方ないね・・・。んじゃ、次、何する?????」
「刑事ごっこってどう?警察署の刑事さん格好良かったし・・・」
「良いね!じゃ、次は刑事ごっこだ!」(終わり)
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